響け! 心に!!

なんで「響いたのか?」をしちめんどくさく考えてみる、メンドウな人の考察。アニメ中心考察予定です。

色づく世界の明日から 3話感想、考察 「ちょっとづつ、いろんなことが……」

バレを含みます。

セリフは適当聞き起こしです。

 

 

 

 

坂を上り、荷物が重いことを嘆きながら登校する瞳美。

胡桃とあさぎに写真美術部へ勧誘されます。

そのまま下駄箱へ。

 

新入生向けのイベントがあるようです。

それをきっかけにして誘う部員。

しかし、「色がわからないのに、写真美術部に入るなんて……」

引っかかっている瞳美。

唯翔をダシに誘う部員。

 

授業中、古文。

方丈記。

 

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。

 

……ですので、おなじ学校の日々でも瞳美は確実に変化しつつあるようです。

唯翔との約束を思い出す瞳美。

 

「そういえば私、約束しちゃったんだ。

 また魔法見せるって

 

 

夜、家のシーンへ

 

魔法をつくって瓶に詰める、ひいおばあちゃん。

 

「あっ、あの、魔法ってどうやれば上手くなりますか」

唯翔に魔法を見せたい瞳美は、自分からお願いします。

 

コップをつかって魔法の練習をしますが、上手くいきません。

アドバイスを受けて指揮棒のようにポポッキー(笑)をつかい、手をつかわずにコップを倒すことに成功。

浮かせるまではできなかったようですが、確実に上達です。

 

「うーん!

 でも、少しは可能性がみえたわね

 食べてもいいわよ」

 

ポポッキーを食べていいと、許可が。

それは報酬のようで、「餌付けされてる?」

 

 

 

このシーン、おばあちゃんのセリフにこんなのがあります。

 

「ちょっとづつ、いろんなことができるようになるといいわね」

 

こんなところにテーマでしょうか?

このシーン、ポッキーの先から魔法の輝きが流れて、コップが倒れます。

 

『色づく=魔法ができる(つかえる)』ですね。

『いろんなこと=色んなこと』でもあります。

 

この物語はいきなりピンチになって、覚醒する。

そういうお話ではありません。

起こっているイベントも、転校生の女の子に魔法で味付けをしたような、高校生のちいさな日常的ストーリーです。

それはまさに、『ちょっとづつ、いろんなことができるようにな』っていく日々です。

 

2話では、瞳美は掌から星を出して、がっかりされました。

それは買った瓶から出る星より、ささやかなものでした。

 

勉強も、運動も、部活やクラスのような人間関係、そして身体的にも……

すべてのこととは、少しづつ成長していくものです。

いきなり、ではありません。

でも、だんだん可能性がみえていくのです。

 

それはまさに、ちょっとづつ『色づく世界の明日』という希望です。

 

 

 

 

渡り廊下を渡って、写真美術部部室へ

おそるおそる覗き込むと、窓側には唯翔の絵がモニターに。

それはただ1つだけ、しっかりと色づいています。

 

 

ということは、前回の屋上でタブレットを見たとき、その画面はちゃんと色づいていたようですね。自分の見立ては間違えてしまったようです。

 

 

「月白さん。

 うちは写真美術部だけど、どっちをやりたいとか希望ある?」

「どっちも、です」

 

『絵の方がいい』とは言えません。

いまの瞳美には、ハードルが高いのです。

とりあえず唯翔に押されるままに、絵を描くことに。

 

「色を見たい。もっと」

そんな気持ちが表れたような、ビビットなウサギたち。

 

「大胆ていうか、意外な」

 

出来上がった絵は、前衛芸術的な超力作でした。

 

そこへほかの部員たちがやってきます。

一通りの説明がされ、瞳美も一緒にほかの部の写真を撮りにいくことに。

これも写真部の活動。

 

目立つためにコスプレする部長と胡桃。

シスター胡桃といちゃつく1年、千草。

 

「なに撮ってんだよ」

「だって将君、へんな格好」

 

部長の将と瞳美の関係は、あさぎにとってかわいくないのでしょうか?

あさぎは2人にピントを合わせるも、撮ろうとして止めてしまいます。

 

これから事件が発生します。

といっても水着のテコ入れではありません。

撮影イベントがプールで。

 

そこへ先生が呼びに来て、演劇部の発表が前倒しになったことが伝えられます。

部長がその撮影へ。

 

急遽段取り替えとなり、

瞳美に白羽の矢が立ちます。

 

「司会なんて、もっと無理!」

 

そうですね、ちょっとづつです。

できそうなことから。

 

ということで、モデルデビューへ。

スモークがたかれ、呼びこまれます。

 

「ラベルがない、水色の星砂」

 

瞳美は色がわからないため、ピンクを掴みます。

そして、使う魔法の瓶を間違えてしまったのです。

胡桃は何かおかしいことに気づきますが、そのまま続行。

 

スモークが焚かれたプールに、雪が舞い落ちて……

ピンクは雪の魔法のようです。

 

「でも、歩いてる」

 

「瞳美ちゃん戻って!

 この瓶は水の上を歩ける魔法じゃない!!」

 

どうやら瞳美は知らずに、瞳美自身の魔法力を発揮したのかもしれません。

暗示が解けたように、水の中へと落ちる瞳美。

 

体育着に着替えた瞳美を、唯翔が待っています。

 

「もしかして、わかんなかった?」

 

色がわからないことに、気づく唯翔。

部室の絵。

星砂の色。

 

「灰色の世界にいるみたいな」

「虹みても白黒に見えるってこと?」

 

秘密にして欲しいと頼む瞳美。

2人のあいだに、共有の秘密が生まれます。

 

「でも、あの絵を見て、私にもこんな世界があったんだって。

 慣れないことしようとしたのがいけなかったの。

 ありがとうございました。

 私に色を思い出させてくれて」

 

別れを告げる、瞳美。

 

下校する写真美術部の面々。

 

「結局新入部員ゼロか」

 

屋根裏部屋で物思いにふける瞳美。

下駄箱前。

教室。

廊下。

 

瞳美は写真美術部を避けてしまいます。

 

屋上で瞳美は餌付けされたポポッキーを食べ、重要なことを思い出します。

 

「ちゃんと話をしなきゃダメ。

 思い込みが肝心」

 

自分に魔法をかけ、みんなのもとへ。

部室には誰もいません。

しかし、あたたかいメッセージがそこにあったのです。

 

瞳美ちゃんへ

プールにいます!

 

謝り合う部員と瞳美たち。

みんなでプール掃除をするという通過儀礼を経て、和解します。

 

上着を脱ぎ、靴下を脱いで、自分を守るものを取り去ります。

 

瞳美の撒くホースの水によってプールに虹がかかり、入部することに。

 

「そういえば将。

 お前の写真てモノクロだよな?

 それなら、月白さんにもできるんじゃない」

「……入部させてください!」

 

喜ぶ部員たち。

あさぎの笑顔は、複雑です。

 

 

場面変わって海上の船。

 

虹がかかりましたが、虹が見えない瞳美のもとへ、船体側面に虹がペイントされた船で琥珀ちゃんがやってきます。

 

次の事件は琥珀の来襲ですね。

 

琥珀ちゃんは学校を壊したりと、エキセントリックなキャラクターのようです。

写真美術部にどんな嵐が巻き起るのでしょうか?

 

唯翔、将、あさぎ、そして瞳美の関係は?

 

さてさてどうなりますか?

楽しみですね!